中学3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生の皆さん、ご進級おめでとうございます。
さて、先日に配布され、既にご覧の方も多いかと思いますが、教頭先生が矢本一中のPTA新聞『鷹来』に寄せられた記事で、私、塾長の話題に触れくださいました。
詳細な内容につきましては、教頭先生がされた心のこもった記事を是非ご覧いただきたく存じますが、記事中で塾長が2年ほど前に矢本一中生に贈った言葉が取り上げられています。
塾長は矢本一中のPTAではありませんが、地域奉仕の一環として、2年ほど前に行った活動を通じで矢本一中の皆さんにお贈りさせていただいた言葉です。
未曽有の疫禍の中、塾生の皆さんには、地域貢献や地域奉仕とは何か、社会の一員であるということの意味について何度かお話してきました。
そして、創進は小さな塾ではあるけれども、小規模塾なりの地域貢献や奉仕のあり方を常に模索し続けている、ということをご存じの塾生や保護者の方も多いかと存じます。
そんな塾長の小さな地域奉仕が、卒業生の皆さんの門出や進級に際して発行されたPTA新聞で取り上げられたことはこの上なく光栄なことです。
教頭先生が執筆された記事には、塾長のもう一つの顔が描かれているわけですが、塾長は創進という学習塾の指導や経営においても、常に学校や地域社会と同じ方向を向いていたいと考えています。
学校と塾が違う方向を向いていて一番困るのは誰でしょう。
言うまでもなく、学校生活を送る皆さんであり保護者の方々です。
中学生の皆さんにとって、生活の中心は家庭生活であり学校生活です。塾ではありません。
塾は皆さんの家庭生活や学校生活をより良くするための〈縁の下の力持ち〉とか〈黒子(くろこ)〉で十分だと塾長は思っています。
創進には、歴々代々、部活動や生徒会、学校行事や学外活動で素晴らしい活動をしてきた生徒がたくさんいます。
創進はいつも彼らのそうした活動を応援し、彼らがそれぞれの活動を思う存分にできるよう、勉学面から彼らを全力でサポートする、そういう塾でありたいと願ってきました。
塾というものが生徒の学校生活やご家族の方々との家庭生活を潤すような貢献ができるとすれば、やはりそこに帰着するのだろうと考えるからです。
勉学の悩みが尽きず、相談相手もなく学校生活がつまらないーというのでは、充実した学校生活を送ることはできません。
創進は吹けば飛ぶような塾ですが、ここで取り入れられている様式は首都圏や大学で導入されているそれに全く引けをとらないものと自負しています。
かつて市教育委員会から「創進WEBを視察したい」というお申し出があったとき、喜んで公開・ご説明をさせていただきました。
コロナ禍で休校や行事の制約を余儀なくされる中、市教委が何かしらの活路を見出そうと尽力されているとき、創進あるいは塾長にできることが僅かでもあるならば、お断りする理由などありません。
大学・大学院修士・博士と十数年にわたって教育学を多角的に学究してきた塾長が、もし僅かでもその成果をどこで・誰に還元したいかと言えば、やはり生まれ育ったこの地域においてであり、そこに住む前途ある子どもたちに対してに他ならないからです。
また、創進で育まれる人の結びつきは、塾というビジネスライクなそれを越えた血の通ったものでありたいと願ってきました。
塾生たちは、卒業後、進路に困った、大学生や専門学校生になった、就職した、そんな折にふと顔を出してくれます。
いかにも創進らしいなと。
そう思うにつけ、これでいい—そう思う塾長です。
そんな塾長にとりまして、卒業や進級と言う大きな節目に、自身の心の支柱にある大好きな言葉を取り上げていただき、卒業生や在校生、あるいは保護者の方々へのはなむけの言葉として贈っていただけたことはこの上ない喜びです。
卒業生の皆さん、そして在校生の皆さん、中津川教頭先生が記事の題名につけて紙面で紹介してくださった「雪裡開花」という言葉を何かの折に思い出していただけたら幸いこの上ありません。
改めまして、ご卒業💮・ご進級💮おめでとうございます!💐